日本の業務用食品容器は欧州から伝わったアイテム
ランチタイム時はもちろん、昨今では夕飯のおかずなども飲食店でテイクアウトをなさる方が多くなりました。日本は美食大国とも称される国で、都心部はもちろんのこと、郊外でも数多くの飲食店が軒を連ねる時代となりました。そして持ち帰りというサービスも同時になされており、和洋折衷に色んなメニューを自宅で味わえます。そのサービスを受ける時、大半が業務用食品容器に料理を詰めて渡されることでしょう。
汁物からご飯ものまで、なんでも詰めることが出来る業務用食品容器ですが、このアイテムはもともとは欧州一帯で使用をされていたものでした。簡単にここで、その概要について見ていくことにしましょう。まず初めて日本に伝わったのは、1970年代の初頭です。それまでは業務用食品容器というものはなく、そしてテイクアウトもなされていませんでした。
精肉や鮮魚を商店で購入された際は、新聞または竹の皮に包んでわたされていたものです。1970年代にイギリスから伝った紙製のボックスが第一号の食品容器で、クッキーをつめて売られることになります。現在では発泡スチロール製が主流で、しばらく時間がたっても温かい状態で保温をすることが可能です。そして2000年以降になると、エコロジーの観点からリサイクル用品を用いるようになります。
パルプという再生紙を成型しており、そのままごみになった際は、加熱処理をして焼却をすることも可能な環境に優しいものです。