日本で主流の業務用食品容器は世界も注目する製品

2010年以降、先進七か国はもちろんのこと発展途上国でも、環境保全運動は盛んとなりました。世界共通の目標であるSDGsの1番目に掲げられている事項であり、2025年までに地球温暖化を阻止しようという共通の目標のもとで励まれているわけです。森林を伐採しない・ごみを出さないという基盤のもとで活動をしていますが、日本はその陣頭指揮を執れるほどの活躍を見せています。普段、われわれが意識をしてないことであっても、実は大いに環境保全に努めています。

そのひとつが食品容器であり、日本では業務用食品容器はほぼエコロジー製品に入れ替わりました。ここでその概要を、簡単に見ていくことにしましょう。弁当店から惣菜店、そしてファストフードなどを持ち帰ったことがある人は多いものです。持ち帰り用の業務用食品容器に料理を詰めて手渡されますが、この業務用品の現在の主流はパルプ製品になっています。

パルプとは古紙をリサイクルして生み出された物質のことであり、非常に耐久性に長けています。2009年頃に大手製紙会社が開発をしており、飲食店ではすぐに取り入れるところが相次ぎました。フランスやノルウェー・スウェーデンといた、エコロジー大国からも注目をされており、現在では諸外国に向けて輸出もなされています。業務用なので消費量も非常に多いですが、焼却をすれば環境に影響を与えることもなく、古紙の再利用というリサイクル循環も実現しました。